阿部まりこ mariko abe-nakayama


ヴァイオリンとヴィオラ、バロックヴァイオリン奏者。
そしてヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。

福岡県出身。
フェリス 女学院短期大学音楽科卒、研究課程修了。
ヴァイオリンを天野晴司、故久保田良作両氏に師事。

在学中よりオリジナル楽器を使っての演奏に強く魅かれ、バロック・ヴァイオリンの手ほどきを若松夏美氏よりうける。
同時にヴィオラ・ダ・ガンバの手ほどきを神戸愉樹美、故千成千徳にうけたのち、ヨーロッパで武者修行。

バロック・ヴァイオリンを
・イタリアのミラノ市立音楽院
・オランダのデン・ハーグ王立音楽院
ディプロマを得て卒業。

ヴィオラ・ダ・ガンバ科に在籍し、古楽演奏の為の理論を
・スイスのジュネー ブ古楽センター
で習得。

ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としては、
・フランスのパリ市立高等音楽院古楽専攻科
を満場一致首席で卒業。

室内楽ディプロムを
・パリ近郊のブーローニュ・ビランクール音楽院
で一等賞で取得。

バロック・ヴァイオリンを
エンリコ・ガッティ、
オディール・エドゥアール、
エリザベス・ウォルフィッシュ、
寺門戸亮、
パトリック・ビスムート各氏に師事。

ヴィオラ・ダ・ガンバを
ロベルト・ジーニ、
アリアーヌ・モレット両氏に師事。

夏期講習会やマスタークラス、オーケストラ・プロジェクトなどにも積極的に参加し、
ヴィーラント・クイケン、サイモン・スタンデージ、アンドリュー・マンツェ、
マ ンフレッド・クレーマー、バルトルト・クイケン、ポール・ドンブレヒト、
トン・コープマン、シギスバルト・クイケン各氏を受講。

1998年にはアンブロネー・アカデミーにてウイリアム・クリスティー指揮のもと、リュリのオペラ『テゼー』上演・ツアーに参加。

ヨー ロッパ各地の数多くの重要な演奏会、音楽祭、オペラ劇場などで 参加した。
主なアンサンブルにはレ・タラン・リリック Les Talens Lyriques (クリストフ・ルセ)、
ル・パルルマン・ドゥ・ムジーク Le Parlement de Musique (マルタン・ジェスター)、
レ・サンフォニー・ドゥ・マレ La Simphonie du Marais (ユーゴ・レーヌ)、
アンサンブル・エリマ Ensemble Elyma (ガブリエル・ガリード)、
ラ・フォリー・フランセーズ La Folie Francoise (パトリック・コーエン・アキネン)、
アンサンブル・コンチェルト Ensemble Concerto (ロベルト・ジーニ)、
コルテ・ムジカル Corte Musicale (ロジェリオ・ゴンサルベス)、
アンサンブル・バロック・デゥ・レマン Ensemble Baroque du Leman (ジャン・フィリップ・イラカン)
などがあげられる。

演奏活動と共に多数の録音、録画にも参加。
特にアンサンブル・エリマの『オルフェオ』はディアパソン金賞を受賞した。

2002年から2年間にわたってフランス、ドローム県で開催された夏季講習会では
バロック・ヴァイオリンと合奏クラスの講師を勤める。

2009年11月に帰国。
後進の育成にあたるとともに、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派初期までの
レパートリーの研究を続けつつ、
特にフランス&イタリアのバロック17、18世紀の普及に尽力し、
型にこだわらない『古楽』をモットーに演奏活動を続けている。

現在、宮地楽器ヴァイオリン科専任講師(新宿MJ・神田MJ・保谷センター・小金井センターで稼動)、ねこのひげ音楽教室での
個人レッスンのほか、室内楽や小編成アンサンブルの指導に力を注いでいる。

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